Profile

田中啓嗣/たなかひろつぐ

明治大学4年<農業学部ってことで理系>
遊撃手・右投両打<左右それぞれHR打ってます>
174a・71`
市川六中→日大三<実家は千葉。甲子園は2年の春・夏経験>
入学当初からベンチ入りし、1年春の立大戦でデビュー
5月の法政戦で初安打を記録する。
秋は1打席だけだったにも関わらず
翌春、前田(中日)の抜けた穴をきっちりと埋め
打率.333をマーク、リーグ全体でも5位に入る好成績をおさめた。
3年秋にはリーグ戦初のホームランに加え、グランドスラムも。
そしてリーグ遊撃手唯一の無失策だった。
むかえた最後の年。打率こそ2割台だったが
チーム2位の得点をマークするなどチャンスメークに欠かせない働きを見せ
リーグ優勝に導いた。

トレードマークは、バッターボックスに入る前に欠かさず行う一礼。
リーグ戦中はもちろん、練習でも必ず審判に向い
ヘルメットを取って礼をする。
今年から西谷、幸内などもやるようになった。

高校時代は、1番バッターとしてチームを引っ張ってきた。
2年春の選抜では、初戦突破はするものの2回戦では
準V・水戸商に敗れている。その水戸商3番・倉持とは
現在、チームメイト。
また、2つ下に原島と斎藤、3つ下に幸内と清代という後輩も明治へ。
平成の?三高→明治ルートのパイオニア。
「まさかこんなに続くとは思わなかった」と本人もビックリ。

Topics
長かったがあっという間」だった春。
連日の草むしりで日焼けした背中を気にしつつ、今春を振り返ってもらった。

チーム2位の出塁率、リーグ1位の四死球数

よく2割5分残せたなと思う」。
とにかく左打席の調子が悪かった春。
リーグ戦前から、左打席での結果にこだわりを持っていただけに悔やんだ。
しかし、チーム2位の出塁率を残し、2番とは思えない働きを見せた。
四死球17はリーグ最多。特に死球3つが目をひく。
一番痛かったのは、立教の小林!3つともめりこみましたね」。
また、優勝戦線に残る上で絶対に負けられなかった立大2回戦では
延長10回に先頭打者として左中間へ2ベース。犠飛で決勝点を踏んだ。
打線が3回以降ほぼ完璧に押さえ込まれていただけに
この一打で明治は息を吹き返し、立大からの勝ち点奪取につながった。
一番嬉しかった。でも、これ以降はブレーキ(苦笑)
確かに、その後の早大戦では結果を残すことができなかったが
全14試合、彼が塁に出ない試合は一つもなかった。

オープン戦でスランプ気味だった守備は2失策。
東大戦のエラーはあり得なかった。終わったと思った」と
自分でもよくわからないうちにエラーをしてしまった。
もう一つは内野安打かエラーか微妙な判定だったが記録はエラーに。
安打になったら投手に悪いから」と投手陣を気遣った。
だが、随所に好プレーも飛び出した。
私が一番印象に残っているのは、雨だった早大2回戦。
前進守備からランニングスローでランナーを本塁アウトにしたプレーだ。
守備はグローブに入るまでが勝負。あれは球の軌道までちゃんと見えた」と
本人も納得のプレーだった。

哀愁漂ってます
正面写真は「恥ずかしい」そうなので横から激写っ

首位打者を知ったのは、電車の中

とにかく選手権前の練習では左しか振らなかった」というほど
左に磨きをかけ、少しフォームを変えて臨んだ。
そして、いきなり初戦から完全試合達成に大きく貢献した。
広島経済大の放った打球14つのうち、6つもショートに飛んできた。
試合後、多くのマスコミの前で
バクバクしてました〜」とコメントはしていたが、内心は違っていた。
あ、完全試合してるんだ、という感じ。ボール取ってしまえばこっちのもの。
送球するまでの間は何も考えてないんです。
さすがに9回のゴロ(レフトへ抜けそうな打球をキャッチ。送球がワンバウンドに)は
ドキドキしましたけど(笑)それより、どうやって一場に抱きつこうかな〜と考えてた(笑)
でも、あんな空気の重いゲームはやりたくない
」。
また、この試合で左で放ったレフト前安打は気持ちよかったという。
最終打席の犠牲フライも「抜けるかと思った」くらいの快心の一打。
賭けに出たフォーム修正が当たった。
つづく第2戦でも、左右ともに安打を記録。敗れはしたが福祉大戦でも左で安打。
計9打数5安打、打率.556で首位打者に輝いた。
本人は全く気にもしていなかった。
知らされたのも決勝戦終了直前。その頃「電車乗ってました。神宮行ってる
部員から電話があって・・・“啓嗣さん首位打者っすよ!”、“えーー!?”って感じでした
」。
この受賞を、肩書きができたと素直に喜んだ。
リーグ戦を通じて出来た「左」という課題を、優勝の余韻に浸る間もなく、試行錯誤し続けた。
それが、首位打者という実を結んだ。

最後に、再び両打ちの話に戻る。
どちらかに専念した方が結果を残せるのでは?という話もあるが、本人は全くその気はない。
自分の存在価値が無くなってしまう。170cm70kgの右投左(右)打はいっぱいいるから。
スイッチやってて面白いし、左右どちらの気持ちもわかって優越感みたいなものも感じる。
スイッチでいくと決めたから妥協はしない
」と言い切った。

----こぼれ話---------------------------------------------------
選手権用でもらったバットを準々決勝でいきなり折ってしまう・・・
ショックです。バットに申し訳ない。アオダモさんごめんなさい」と
かなり落ち込んでました。

啓嗣さんは死球のことを「めりこむ」と表現。
リーグ戦で3度、これに終わらず選手権でも3試合で2度めりこむ。
今まで、後輩の斉藤さんが死球が多いことで有名でしたが
今季は斉藤さんがケガで離脱。「アイツのがのりうつった」。

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Date

1年春のデビュー戦からの成績、ハツモノなど

Photo

2004年春のものを載せました UP

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